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信頼できる高品質修理 メンテナンスサービス
輝かしい日本のオーディオ黄金期と私たちのルーツ
日本製のオーディオ機器は、日本のみならず全世界で人気者でした。
バブルのころまでは……
『サン・トリ・パイ』
懐かしいですね。
そう、私たちティーエス・プロは、その「トリ」のTrio・・・いやKENWOODからスピンアウトした集団です。
当時トリオ・ケンウッドって、ブランドだけでも売れた感じですよね。
渋谷のKENWOOD、目黒のPioneer、大崎のSONY・・・・これだけではなく東京都内には憧れのブランドがいっぱいありました。
いまの渋谷ヒカリエにあった昔のビルに、KENWOODのネオンサインがあったのは懐かしい話。
技術革新とオーディオ業界の変遷
話がちょっとKENWOODに偏ってしまいましたね。
あの当時は、日本のオーディオ市場は活気にあふれていました。
メーカーの営業は、”ヘルパー”と言ってお店に販売員として応援に入って、売り場に立てばコンポーネントがどんどん売れる。メーカーの垣根を超え、相互協力で販売していたなんて話も、大先輩から良く聞いた話。それだけ忙しかった時代でした。
営業だけではなく、開発や設計、評価や製造、それにサービスと、どれもが花形の職業で、憧れた人も多いと思います。
それだけ盛況だっただけに、技術革新がどんどん起こり、デザインも世界をリードするようになり、日本のオーディオ製品はいつしか世界中から求められる人気の製品になっていました。
アナログ全盛からCDなどのデジタルに移行してもなお、原音を大事に日本らしい正確な音の表現、日本の”ものづくり”の正確で緻密、そんな精巧さも現れた工業製品でした。
時代が流れ、格安ミニコンポや携帯オーディオが流行り、日本のオーディオメーカーはだんだんと存在感が薄れてしまい、いまやピュアオーディオメーカーとしての「サン・トリ・パイ」は・・・オーディオの足跡で晩酌のネタになっています。
技術継承と未来への挑戦
そんな今の時代に、私たちティーエス・プロは「当時のオーディオ市場をもう一度」なんて、大風呂敷広げています!
――と、まあそんなことまではできませんが、日本のオーディオ業界で培った技術を、アフターサービスの側面だけでも後世に継承したく、企業基礎をしっかり固め敢えてこの時代から加速的に体制を整え始めました。
国内では「オーディオ技術者の高齢化」が悩みと、いろいろな場所で耳にします。そのベテランのスタッフが持っている技術やノウハウを、若手へ受け継ぐ仕組みを社内で構築、提供し始めました。
オーディオへの情熱とオープンなサービスセンター
私たちには、これまで国内外問わず多くのメーカーサービスで培った知識や技術があります。またオーディオ好きな匠たちが大勢在籍しています。
オールドモデルからビンテージオーディオまで、あらゆるオーディオの修繕・修復するサービス「クラフテッド・オーディオ・サービス」
それは、これまでのメンテナンスの枠を超え、経験豊富な匠による最良の状態になった部品一つ一つから製品を組み上げて当時の輝きを取り戻す、そんな想いから名付けました。
メーカーサービスにおいては北は札幌、埼玉、神奈川、名古屋、大阪、福岡――の全国6カ所の拠点では、各種オーディオサービスを展開しています。
付加価値の高いオーディオ製品に負けないサービスセンターの姿を実現しようと、試聴室も併設したサービスセンターもありますので、修理に関係なくても是非遊びに来てください。
そのような環境から、オーディオファンなどにもオープンなサービスセンターにして、どんどん見に来て欲しいのです。
現行のオーディオ、昔のオーディオ、どれも日本の伝統技術が盛り込まれた日本の宝です!
アフターサービス部分ではありますが、我々が少しでもオーディオ市場に寄与でき、市場が盛り上がれるようしっかりと”Audio Phile”やメーカー様のみなさんを支えていきたいと思います。
オーディオサービス部責任者
松尾 洋